★8月24日以降の金標準先物の60分足では、6,400円前後でもみ合い相場が続いている。一時雲下限まで下押ししたものの、120時間SMA(赤線)もサポートとして意識され下げ止まる展開になった。そして、再び雲上限と24時間SMA(緑線)を上抜ける強い相場となっている。短期的には方向感を欠く展開になっているが、底堅く推移している。
NY金先物市場は1803.40-1821.90ドルのレンジ相場となった。8月米消費者信頼感指数や8月米シカゴ購買部協会景気指数などがさえない結果となり、逃避資産の金は買いが優勢となった。ただ、月末に絡んで利益確定の売りも入り、上値は限られた。アジア市場で1821.90ドルまで買われたが、利益確定を狙った売りが入ったことでニューヨーク市場の序盤にかけて1803.40ドルまで下落した。ただ、その後は下げ渋り、押し目買いが入ったことで通常取引終了後の時間外取引では1818.30ドルまで戻した。
価格帯別出来高では、出来高の多い価格帯を上回っていることから、上値が重くなると利益確定売りが出やすい。ただ、もみ合いながらも徐々に出来高が膨らんでいることからも、金の需要の強さが伺える。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、下落基調だったもののゼロラインがサポートとなり反発する展開になった。しかし、MACDも横ばいになってきていることで、上向きバイアスは鈍化してきている。また、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)では高水準で%Dが下向きになりSlow%Dを下抜ける様相となっていることで、短期的には上向きバイアスは鈍化している。
金標準先物の日足では、一時サポートとして意識されている100日SMAの6,384円を下抜けしたものの、下ヒゲを残して回復する展開になった。そのため、本日も上値にあるレジスタンスの75日SMA6,436円が意識される。NY金先物市場は、米長期金利が上昇してきていことから、上値が重くなりやすい。一方で、米経済の鈍化や中東情勢などのリスク回避の金買いも需要も残っており、上下に動きにくい展開になっている。また、週末には8月米雇用統計が発表されることも相場がこう着化しやすい。為替市場では、110円台では上値の重さが意識されている。ただ、過度な円高にもなり難いことから、金標準先物の下支えとなる。
本日の注目点では、75日SMAを上抜け出来るのか、それとも100日SMAを下抜けするのかが焦点となる。トレンド的には上昇基調が継続している。
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