★6月3日以降の金標準先物の60分足では、雲を挟んで方向感を欠くもみ合い相場が続いている。全般上値は240時間SMA(茶線)がレジスタンスとして意識され上値を抑えている。夜間取引では、雲のネジレがあることから、トレンドの反転や加速など相場の節目になりやすい。
NY金先物市場は1889.30-1901.70ドルのレンジ相場となった。米長期金利の低下を受けて、金利を生まない金は買いが優勢となった。ただ、明日の米5月消費者物価指数(CPI)に注目が集まる中、利益確定の売りも入り、値動きは限られた。1900ドル近辺では引き続き戻り売りの興味が残されている。
価格帯別出来高では、6,650円前後で出来高が多いことから、上下に放れると手仕舞い売買を巻き込んで大きな動きになりやすい。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロライン上で横ばいになっており、トレンドレスの状態になっている。ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、%DがSlow%Dを下抜け両線とも下向きになっていることで、下押しバイアスが強まっている。寄り付き後のMACDの動きがポイントになる。
金標準先物の日足では、5日SMAの6,651円がサポートとして意識される一方で、10日SMAの6,682円がレジスタンスとして意識されレンジ相場の様相となっている。上下どちらに放れるかが注目される。NY金先物では、心理的な節目となる1,900ドル台では、利益確定売りに押される上値の重い展開になっている。新規の材料待ちの様相となっている。為替市場では、米金利の動向に振れる展開になっているものの、109円台半ば前後での推移を維持している。110円台の上値の重さが意識されるものの、下値では押し目買いにより底堅い展開になっている。
本日の注目点は、欧州ではECB定例理事会が開催されるほか、米国市場では5月米消費者物価指数(CPI)が発表される。内容次第では大きな動きになりやすいので注意が必要となる。10日SMAを明確に上抜けするのか、それとも5日SMAを下抜けするのかが焦点となる。また、60分足では日付が変わる頃に雲のネジレがあることから、相場の節目になりやすい。
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