FITS エコノミックレポート

金標準先物60分足ではもみ合いから上放れ!

 

★12月21日以降の金標準先物の60分足では、6,650円近辺でもみ合い相場が続いていたが、上放れする展開になった。24時間SMA(緑線)がサポートとして意識されており、上向きになっていることから上昇基調は継続している。引けにかけては陽の丸坊主で高値引けとなっていることから、下落調整から強い戻り基調になっている。

 

NY金先物市場は1803.60-1814.60ドルのレンジ相場となった。S&P500が史上最高値を更新するなど米国株が堅調だったことで、安全資産とされる金を買う動きが鈍った。ニューヨーク市場の序盤に1803.60ドルまで下げたが、押し目買いが入ったことで1814.60ドルまで買われた。しかし、米国株高を意識して伸び悩み、通常取引終了後の時間外取引で1807.60ドルまで下げており、主に1810ドルを挟んだ水準で推移した。

 

価格帯別出来高では、6,550円近辺で出来高が多いことから、一旦上値が重くなると利益確定売りが出やすい。そのため、高値圏で出来高が膨らむかが焦点となる。

 

MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインの上方で再びシグナルを上抜けたことで、戻り基調が継続している。また、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)でも、%DがSlow%Dを上抜けしたことで上向きバイアスが強まってきている。

 

金標準先物の日足では、5日SMAと10日SMAが上向きになっており、短期的には上昇基調は継続している。ただ、25日SMAは緩やかに低下基調になっていることから、上向きになってくると上値試しの動きになりやすい。NY金先物市場は、心理的な節目となる1,800ドル台を回復しており、底堅い展開となっている。ただ、全般リスク選好の動きになっていることから、上値も重い展開が予想される。米長期金利は月末絡みの買いで一旦は金利は低下したが、買い一巡すると再び金利上昇しやすい。

本日の注目点は、11月17日高値6,886円が視界に入ってきたことから、何処まで戻り基調が継続するかが焦点となる。また、25日SMAが上向きになってくるかも注目される。

 

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