★2月25日以降の金標準先物の60分足では、24時間SMA(緑線)がサポートとして意識されじり高が続いている。緩やかに上昇している一目均衡表雲が接近していることから、雲上限も今後はサポートとして意識されやすい。
NY金先物市場は1923.10-1944.60ドルのレンジ相場となった。ロシア軍が欧州最大の原子力発電所でもあるザポリージャ原発の占拠を企てようとしている、と報じられるなどウクライナ情勢が混迷を含めている。欧州株も大幅に反落するなど、リスク回避の動きが優勢となり、避難通貨としての金先物価格は反発した。アジア市場で1923.10ドルまで売られたが、ロンドン市場で1941.40ドルまで反発した。ニューヨーク市場で一時1924.20ドルまで下げたが、株安を意識して通常取引終了後の時間外取引で1944.60ドルまで買われている。
価格帯別出来高では、もみ合いながら出来高が膨らんできていることから、利益確定売りを吸収しながらの上昇となっている。高値圏に位置していることから、出来高が膨らむかがポイントになる。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインの上方で横ばいになっており、再びシグナルを上抜け出来るかが注目される。一方、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、%DとSlow%Dの両線は上向きが続いていることから、上昇基調が続いている。そのため、寄り付き後のMACDの動向がポイントになる。
金標準先物の日足では、上向きの5日SMAの7,112円の上方に位置しており、短期的な上昇基調が継続している。2月25日高値7,269円が上値目処として意識される。NY金先物市場では、ウクライナ情勢の混迷や欧米株式市場の下落などリスク回避の買いが根強い。為替市場では、115円台後半では上値の重さが意識されるものの、日米金融政策の違いや有事のドル買いから下値も底堅い展開となっている。
本日の注目点は、2月25日高値が視界に入っていることから上値トライとなるのか、それとも、高値圏で推移していることから利益確定売りに押さえれるのかが焦点になる。60分足では、じり高が継続しているほか、24時間SMAや雲上限がサポートとして意識されるかが注目される。
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