FITS エコノミックレポート

金標準先物60分足ではじり高基調が継続!

 

★8月2日以降の金標準先物の60分足では、24時間SMA(緑線)がサポートとして意識されじり高を継続している。各SMAも上向きになっていることで、上昇基調が継続している。

 

NY金先物市場は1786.90-1806.40ドルのレンジ相場となった。為替相場でドルが売り戻され、ドル建ての金は割安感から買いが強まった。また、米金利が先週末の上昇幅を削ったことも金利を生まない金の支えとなった。5日の米雇用統計後の下げ幅をほぼ取り戻して終えた。アジア市場で1786.90ドルまで下げたが、ロンドン市場の前半までに利食い売りは一巡し、1800ドル台に戻した。ニューヨーク市場の序盤に1796.70ドルまで売られたが、まもなく1800ドル台を回復し、通常取引終了後の時間外取引では主に1805ドルを挟んだ水準で推移した。

 

価格帯別出来高でも、出来高の多い価格帯を上抜けしてきており、売り方からの買い戻しが入りやすい地合いになってきている。ただ、上値が重くなると下値でも出来高が多いことから、利益確定売りが出やすい。

 

MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインの上方で緩やかに上昇基調が継続している。また、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)でも、短期的には買われ過ぎ過熱感が強いものの、%DとSlow%Dが上向きを維持していることから、短期的には上昇基調が継続している。

 

金標準先物の日足では、5日SMAが25日SMAを上抜けるゴールデンクロスしており、75日SMAの7,718円もじわりと上抜けしてきたことで、戻り基調が継続している。NY金先物もドル安や米債券利回りが低下したことが好感され、心理的節目となる1,800ドルを回復した。外国為替市場では、米インフレ指標の発表を控えており、方向感を欠く展開になった。134.30円台まで円高が進んだものの、引けにかけてドルの買い戻しが入り135円付近まで買い戻されている。

本日の注目点は、75日SMAを明確に上抜けできるのか、それともレジスタンスとして意識され押し戻される展開になるのかが焦点になる。60分足ではじり高が継続しており、24時間SMAを維持出来るかが注目される。

カテゴリー: ホットニュース

カテゴリー

カレンダー

4月 2024
« 1月    
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ページの先頭へ