★金標準先物では、日足や週足では重要な下値目処として意識される200日SMAや26週SMAを下抜けしたことで、下値模索の値動きになってきた。
しかし、長期トレンドを示す月足では24ヵ月SMA(青線)の5,988円がサポートとして意識される。この24ヵ月SMAは、20年3月の失速した際にサポートとして意識され、長い下ヒゲを付けて回復基調になった。
また、21年3月の安値5,852円がダブルトップのネックラインとなっており、下値目処として意識される。ネックラインを下抜けするようなら、下値模索の動きが継続する可能性がある。ネックラインを下抜けした場合は、20年8月高値7,032円と21年3月の安値5,852円の差額1,180円をネックライン価格から差し引いた4,672円までの下落も視界に入る。120ヵ月SMA(緑線)の4,738円も意識されることになる。
ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)は、上値・下値を切り下げ%DがSlow%Dを下抜けしていることから下落基調が継続している。
現在は下値模索の動きが続いていることから、24ヵ月SMAやネックラインで下げ止まるかを確認する必要がある。特にネックラインを下抜けると、買い方らの投げ売りも絡む動きになりやすいので注意が必要となる。
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