FITS エコノミックレポート

金標準先物日足のMACDのデッドクロスは本物か!

 

★金標準先物の日足では、一時12日EMA(赤線)を下抜けしたものの、再び12日EMAを回復してサポートとして意識されている。

また、12日EMAはわずかに上向きになっているほか、26日EMA(青線)も明確に上向きを継続している。そのため、下落の材料とはなっていない。

しかし、MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインの上方でシグナルデッドクロスしているため、売りシグナルが発信されている。

この売りシグナルが本物なのか?であるが、現状ではダマシのシグナルの様相である。何故なら今回のデッドクロスは、6月1日高値から下落基調となり6月4日の急落によって発信された。そのまま、明確に12日EMAを下抜けする展開になれば、絶妙なタイミングでのシグナルになった。しかし、その後は早々に12日EMAを回復する動きになったことで、ダマシのデッドクロスの様相となっている。また、ゼロラインの上方で再びMACDがゴールデンクロスするようなら、再び上昇基調が強まったことになる。さらに、MACDの値動きに対してトレンドライン(S1)を引いてみると、S1近辺で推移しており明確に下抜けしていない。

ただ、再び12日EMAを明確に下抜けするようなら、MACDとシグナルのかい離を広げる下落基調となりやすい。

もうひとつの見方をすると、再び価格は上昇して6月1日高値6,742円を上抜けしたものの、MACDが直近高値を抜けず上値を切り下げるようなら、弱気のダイバージェンスが発生したことになり、下落の前兆しとして相場を見ていくことになる。

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