★8月14日の金標準先物60分足では、一旦下げ止まる展開となっているものの、戻り上値の重い展開となっている。雲のネジレの前後に位置していることから、トレンドの反転や加速など相場の節目になりやすい。戻り場面では雲の下限がレジスタンスとして意識される。
NY金先物市場は1928.90-1963.10ドルのレンジ相場となった。昨日に公表した米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨を受けて、米連邦準備制度理事会(FRB)が追加緩和を急いでいないとの思惑が強まり、利食いの売りが優勢となった。ロンドン市場で1928.90ドルまで下落。ニューヨーク市場では、米長期金利の反落を意識した買いが入ったことで下げ幅は縮小し、通常取引終了後の時間外取引で1963.10ドルまで戻したが、上値の重さは消えていない。
価格帯別出来高では、上値に出来高が多い価格帯があることで、戻り場面では買い方からの『やれやれ売り』が上値を抑える展開となりやすい。6,550円付近では短時間で出来高が膨らんでいることから、押し目買いが入っている可能性が高い。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインの下方からシグナルを上抜け戻り基調が継続している。ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)も%DとSlow%Dが上向きを維持しており、上向きバイアスが強いことを示している。
金標準先物の日足では、上値は5日SMAの6,702円や10日SMAの6,717円が抑えている一方で、25日SMAの6,603円がサポートとなり下支える展開となっている。NY金先物も米長期金利が低下したことで下げ幅は縮小したが、FRBによる追加緩和策への期待が後退していることから、上値の重い展開となっている。為替市場では、106円台の滞空時間が短くなっており、ドルの上値の重さが意識され105円台後半で推移する展開となっている。そのため、金標準先物の上値を抑える展開となっている。
本日の注目点は、25日SMAを維持出来るかにある。また、上値では5日SMAと10日SMAがレジスタンスとして意識され上値を抑える展開となっている。そのため、上放れするのか、下放れするのかが焦点となる。下抜けした場合は、8月12日安値6,412円や7月22日の窓埋めとなる6,402円が下値目処として意識される。
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