★金標準先物の日足では、6,500円前後でのもみ合い相場が続くなか、ボリンジャーバンド(パラメータ:21、±1σ、±2σ、±3σ)の±3σのバンド幅が急速に縮小するスクイーズが進行している。そのため、近い将来上下どちらかに放れる動きになりやすい。
21日SMA(黒線)は下向きになっており、一目均衡表の雲の上限がレジスタンスとして意識され上抜け出来ない状態である。一方で、21日SMAや雲下限がサポートとして意識されている。そのため、もみ合い相場の典型的な状態となっている。
ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)では、過熱感なく%DとSlow%Dの両線は上向きとなっており、上昇基調が継続していることを示している。
21日SMAでは上向きから反転して下向きになっているものの、ロウソク足では21日SMAを上抜けしている。また、ストキャスティクスも上向きになっていることで、上抜けの可能性が現状は高そうである。一方、投資判断を変更する要因としては、21日SMAと雲下限を下抜け、%Dが横ばいから下向きに転換するようなら、下押しのバイアスの強まることから、下放れの可能性が高まる。
安全策とすれば、スクイーズからバンド幅が拡張するエクスパンションで上下に放れたところを順張りで追随する戦略となる。
エクスパンション待ちとなり、しばらくは金標準先物の動向から目が離せない。
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