★2018年9月以降のCFTC原油投機ネットを見ると、2018年9月4日の+565,730と9月25日の+560,085がピークとなり、投機筋の買いポジションの手仕舞いとともに原油価格も加速的に下落した。この時は、投機筋のポジションの減少が先で追いかけるように原油価格が下落した。そして、投機筋の買いポジションの手仕舞いが止まらず2019年1月8日の+277,211まで減少した。原油価格が12月24日にボトムとなり、投機筋の手仕舞いが終了する前に原油価格の方が先に戻り基調となった。
原油価格は上昇基調が継続したが、投機筋の買いポジションは増加後に再び減少して2月12日の+288,214がボトムとなって増加傾向が継続した。この時ダブルボトムの形となっている。
4月22日の+547,359まで買いポジションが増加したものの、再び原油価格の下落とともに減少傾向となり、6月11日+351,655まで減少して下げ止まった。
その後は投機筋のポジションが増減する中、原油価格も上下に振れる展開が続いた。この期間の投機筋のポジションは35万~38万近辺がボトムとなった。
2019年1月7日の+567,272がピークとなり原油価格の下落とともに直近1月28日付けの+461,762まで減少している。
下げ止まる目安とすれば、前回のもみ合い相場となった投機筋のポジションが35万~38万までポジション減少が一旦の目安となる。現在約46万の買いポジションが残っていることから、もう一段の原油下落も視野に入る。リスク回避の動きが強まるようならば、2019年1月~2月の27万~28万まで買いポジションが減少するまで原油価格が下落する可能性もある。
まとめると、2018年8月以降の投機筋ネットとWTI原油価格を見てみると、ネットポジションが+54万~+56万でピークを打ち、ポジション減少とともに原油価格も下落するパターンとなっている。第一段階のポジション減少目処は+35万~+38万まで減少する。今のポジションからすると原油価格の下落基調は継続しやすいことになる。また、戻り基調となる場合は、投機筋ネットが上下に振れるパターンとなっている。
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