FITS エコノミックレポート

★豪ドル/円の日足では、転換線9日（赤線）の85.52円が上値抵抗ラインとなり、上値を抑えている。また、基本的に基準線（青線）の下に位置していることで、売り目線となっている。

ただ、3月28日の安値83.80円を底として上値・下値切り上げと上昇基調は維持しているものの、転換線に邪魔され上ヒゲロウソク足となっている。欧米市場では29日の安値84.65円を下抜けると『包み線』となることから、相場反転の可能性が高くなる。下値では、転換線5日（茶線：オリジナル線）の84.65円が下値支持ラインとなるかが注目される。

上値では転換線9日や基準線の85.64円が上値抵抗ラインとなりやすいが、重要なポイントとしては、レンジ相場の下限となっていた85.82-83円となる。高値圏での三尊天井のネックラインとなり、一旦ネックラインまで戻しても、再び下落するとリターンリバーサルとなり大きな下落につながる可能性がある。