FITS エコノミックレポート

★豪ドル/円の日足では、5日線（赤線）の83.42円、10日線（黄線）の83.42円、25日線（青線）の83.49円を上抜けしてきており、上昇トレンドを維持している。また、前日の高値83.73円、安値83.22円に対して上値・下値切り上げとなっていることも現在のところでは上昇基調を維持していることになる。

ストキャスティクス・スロー（パラメータ：14、3、3、20、80）は、%K：67.87、%D:61.35と過熱感なく上向きを維持している。

原油価格も上昇基調にあり、資源通貨である豪ドルも買われやすい地合いになっている。今晩ウィーンでOPEC定例会議があり、以前から出ている原油減産協調の延長が決定する可能性が高い。そのため、減産協調を織り込む原油価格の上昇だっただけに、出たらお終いとなり原油価格が下落すると資源通貨もつれて売られる可能性もあるので注意したい。上値では84円半ばでは何度も上値抵抗され、その後は下落基調となっていることも注意が必要となる。