FITS エコノミックレポート

豪ドル/円でMACDを使うならこれでしょう!

 

★オシレータとして人気のあるMACDであるが、1960年代にジェラルド・アベルによって考案された手法である。この手法は、期間の異なる2本の移動平均線の価格差(ギャップ)の伸縮に注目し、その動きによってトレンドの方向性及び転換の兆候を把握しようというものである。考案者のオリジナルでは、12日間の指数平滑移動平均線(EMA)と26日EMAの差をMACDとした。さらに、この数値の9日間のEMAを算出し、MACDシグナルと称した。そして、MACDとシグナル線の交差を売買シグナルとした。ただ、小さなダマシが頻繁に発生するのが欠点となっている。

 

豪ドル/円の日足で12日EMA(赤線)26日EMA(青線)を使ってみると、1月10日にMACDがシグナルとデッドクロスしたものの、26日EMAが下値支持ラインとなり再び上昇した。この時、12日EMAが26日EMAの上方に位置していたことからダマシ的な動きとなった。2月2日に12日EMAと26EMAがデッドクロスすると、戻りもそこそこに下落基調が継続し、MACDもデッドクロスが継続した。

 

現在はMACDはゴールデンクロスして上昇傾向にあるものの、12日EMAと26日EMAはかい離幅を縮小させながらゴールデンクロスする気配が強くなってきた。ゴールデンクロスするようなら強い上昇基調となる可能性が高くなる。その際、3月13日の直近高値84.53円が目標値となり、上抜けすると高値切り上げとなり、下落トレンドの終了を意味する。

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