FITS エコノミックレポート

米国の短・長期逆イールドとNYダウの相場動向!

 

★1986年以降の米国の2-10年債のスプレッド(白線)を見てみると、1989年3月31日週、1998年7月3日週、2000年3月31日週~8月11日週、2006年2月24日週~11月17日週、そして2019年8月16日週に逆イールドになっている。

今回市場がびっくりしてしまったのは、2006年以降逆イールドが発生していなかったことで、約13年半ぶりに逆イールドとなったことからである。

NYダウ(黄線)と合わせてみると、逆イールドになった時点ではNYダウはもみ合いまたは上昇しており、逆イールドから順イールドに戻ったあとに大きな調整下落していることが分かる。

そのため、逆イールドが続いているうちはNYダウの大きな調整下落はないということになり、危険なのは逆イールドから順イールドに戻った後ということになりそうだ。

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