★豪ドル/円の日足では、77.40-79.85円近辺のレンジ相場が継続している。ただ、下値を切り上げ・上値を切り下げる三角持合いの様相となってきた。
下値では25日SMA(青線)がサポートとして上昇基調となっている一方で、下落する75日SMA(緑線)や100日SMA(黒線)がレジスタンスとなり上値を抑える展開となっている。
一方、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)は、緩やかな上昇基調を維持しており、上向きのバイアスは継続している。
25日SMAが上昇、75日SMAが下落と徐々に値幅が縮小しており、上抜けするのか下抜けするのかが焦点となる。レンジ相場の上限に接近していることから、上抜けるかが注目点だ。
今週は豪州の経済指標などの発表が多いことから、結果次第で豪ドル相場は大きな動きとなる可能性が高い。4日に1月の住宅建設許可件数、6日に10-12月期の国内総生産(GDP)、7日には1月の貿易収支と小売売上高が発表される。また、5日には豪中央銀行(RBA)が政策金利を公表し、善く日にはロウRBA総裁の講演も予定されている。
RBAは政策金利を1.50%に据え置くことが市場で予想されているが、同日の声明文や翌日のロウRBA総裁の講演に注目が集まる。豪最大の生命保険会社が豪大手銀行に続いて、今年2回の利下げ予測を発表しており、RBAの動向がいつも以上に注目される。
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