★7月13日以降の東京金60分足では、戻り基調となったものの6,240円が上値目処として意識されると上値が重くなった。ただ、雲の上限がサポートとして意識されると、下げ止まりもみ合い相場となっている。週明けは雲のネジレがあることから、トレンドの反転や加速など相場の節目になりやすい。
NY金先物市場は1795.20-1813.90ドルのレンジ相場となった。米南部や西部では新型コロナウイルスの感染状況が改善せず、安全資産の金に資金が向かいやすい状況は変わらず。7月米消費者態度指数(ミシガン大調べ)速報値が市場予想を下回ったこと、為替相場でドル安が進行したことなども金先物の下値を支えた。アジア市場で1795.20ドルまで売られたが、アジア市場の終盤に安全逃避的な買いが入ったことで反転した。ニューヨーク市場ではドル安を意識した買いが入った。一時1813.90ドルまで上昇し、通常取引終了後も1810ドル台を維持した。
価格帯別出来高では、6,230円台前後で出来高が膨らんできていることで、利益確定売りなどを吸収している。ただ、6,220円近辺では出来高が少ないことから、値が飛びやすいので注意が必要。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインを上抜けしてきており、戻り基調が継続していることを示している。ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)でも、%DがSlow%Dを上抜けして上向きとなってきたことで、戻るの継続を示している。オシレータでは戻り基調が継続している。
東京金の日足では、10日SMAの6,213円がサポートとなり、5日SMAの6,221円を上抜けしたことで、短期的には上昇基調は継続している。ただ高値圏に位置していることから、やや上値を切り下げ・下値を切り上げる三角持ち合いの様相となってきているので、上下どちらかに放れる展開となりやすい。米国では新型コロナウイルス感染の再拡大してきており、安全資産としての金買いにつながりやすい。為替市場では、リスク回避のドル買い・円買いとなりやすく、リスク選好のドル売り・円売りになりやすい。そのため、ドル/円は方向感が出にくくレンジ相場となっている。
週明けの注目点は、短期的には戻り基調が継続していることから、7月9日高値6,273円を目指す動きとなるかが焦点となる。一方で、上値を徐々に切り下げていることから、10日SMAを維持出来るかも注目される。
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