FITS エコノミックレポート

東京金60分足では6,200円前後がサポート!

 

★7月9日以降の東京金60分足では、心理的な節目となっている6,200円前後では押し目買いが入りやすく底堅い展開となった。一目均衡表の雲の厚みが薄いこともあり、上下に抜けやすい地合いとなっている。先行きはさらに雲の厚みが薄くなっていることから、上下に振れる展開となりやすい。

 

NY金先物市場は1804.00-1819.50ドルのレンジ相場となった。『新型コロナウイルスのワクチン開発が進展』との報道を受け、安全資産の金は売り戻しが先行した。ただ、為替相場でドルが対ユーロで約4カ月ぶりの安値を更新すると、ドル建て金先物は下値を切り上げた。香港を巡る米中対立の激化懸念も相場の支えに底堅いまま引けている。ロンドン市場で1819.50ドルまで買われた後、欧米株高を意識して1804.00ドルまで反落した。ただ、押し目買いの興味は残されており、時間外取引では1810ドル台で底堅い動きを見せた。

 

価格帯別出来高では、出来高の多い価格帯がサポートラインとして意識されている。一方で、上値でも出来高があることから、戻り場面では買い方からの『やれやれ売り』が上値を抑える。

 

MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインを挟んで上下に抜ける展開となっており、もみ合い相場を示している。ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、%DとSlow%Dが横ばいとなっており、方向感を欠く展開となっている。両オシレータ共に一旦方向感がなくなってきている。

 

東京金の日足では、緩やかに上向きになっている5日SMAと10日SMAがサポートとなり、緩やかに上昇基調となっている。そのため、短期的には上昇基調は継続している。NY金先物でも、売り買い材料が交錯するなか心理的節目となる1,800ドル台を維持しており、底堅い展開となっている。為替市場では、再び107円台を目前に足踏みとなっている。ドルの上値の重さが意識されている。

本日の注目点も、5日SMAと10日SMAがサポートラインとなって、上昇基調を継続出来るかにある。また、心理的節目である6,200円台を維持出来るかも注目される。

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