FITS エコノミックレポート

東京金60分足では6,000円を目前にもみ合い相場!

 

★4月20日以降の東京金60分足では、心理的な節目の6,000円を目前にしてもみ合い展開が続いている。ただ下押しも限定的となっており、底堅さも意識される。引けにかけて雲の上限に沿ってじり高となった。雲の上限を上抜けて引けたものの、上値には24時間SMA(緑線)がレジスタンスとして意識される。

 

NY金先物市場は1725.40-1760.20ドルのレンジ相場となった。英独の経済指標が相次いで弱く、時間外では買いが先行した。もっとも昨日の高値手前では利益確定売りに頭を抑えられ、4月米消費者態度指数(ミシガン大調べ)確報値が市場予想を上回ったことが分かると安全資産の金は売りに押された。そのまま戻り鈍く大引けしたが、先週終値比では2.2%弱の上昇となった。NY市場では利益確定を狙った売りが優勢となったほか、米国株式の上昇を意識した売りも観測された。

 

価格帯別出来高では、徐々に出来高の多い価格帯が切り上げってきている。6,000円がレジスタンスとして意識されていることから、上値では利益確定売りが入りやすく上値の重石となっている。一旦6,000円を上抜けすると、値動きが軽くなりやすい。

 

MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインがサポートラインとなり横ばいとなっていため、トレンドレスを示している。ただ、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、%DがSlow%Dwo上抜け両線とも上向きとなっていることで戻り基調が継続している。

 

東京金の日足では、上向きの5日SMAと10日SMAの上方に位置していることから、上昇基調が継続している。週明けからも6,000円トライが継続する。NY金も週末の利益確定売りに押されたものの、1700ドル台は維持しており、底固めの動きとなっている。ドル/円相場は、5日SMAの107.60円台を挟んでもみ合う展開が続いているものの、徐々に上値が重くってきている。今週は日米欧の金融政策会合があり、上下に振れやすい展開となる。

心理的節目として意識されている6,000円に届きそうで届かない展開が続いている。そのため、上値の重さが意識される一方で、上抜けし時の売り方からの買い戻しによる踏み上げ相場の期待も残る。

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