★1月7日以降の東京金60分足では、120時間SMA(赤線)がレジスタンスとして意識され上値の重い展開が続いている。ただ、雲の下限がサポートとなり下押しも限定的な動きとなっている。先行き雲の厚みがなくなることから、抵抗体としての機能が低下することから、雲を上抜け・下抜けしやすくなる。そのため、上下に振れる展開も予想される。
NY金先物市場は1536.40-1549.50ドルのレンジ相場となった。米中通商協議の『第1段階合意』署名を控える中、米株主要3指数がザラ場で史上最高値を更新するなどリスクオンの地合いが続いた。安全資産の金の上値は重いまま、前日比マイナス圏で推移した。 アジア市場ではポジション調整的な売りが優勢だった。
価格帯別出来高では、5,450円前後でもみ合いながらも出来高が膨らんできていることから、売り方と買い方の相場観が錯綜している。ただ、5,540円前後に出来高が多い価格帯があることから、戻り基調では買い方から『やれやれ売り』が入りやすい。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロライン前後で横ばいとなっていることから、トレンドレスの状態となっている。ただ、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、%DとSlow%Dが上向きとなっており、上昇基調が継続している。
東京金の日足では、5日SMAの5,466円がレジスタンスとして意識され上値を抑えられている。一方で、10日SMAの5,417円がサポートとして意識される。5日SMAがレジスタンスとなり3日目となることから、上値の重さが意識されやすくなっている。上抜け出来ないと、一転して下値トライの動きとなりやすい。NY金も米国でリスク選好の動きが強まっていることから、上値の重い展開が続いている。NY金は大きな下落基調にはなり難いものの、現状では上値追いの展開にもなり難い。為替市場では、110円台での上値の重さが意識されている一方で、ドル売り・円買いの動きにもなりにくい展開となっている。そのため、東京金の下支えとなっている。
本日の注目点は、5日SMAを上抜けするのか、それとも上値の重さが意識され10日SAMへの下値トライとなるかが焦点となる。
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