★8月30日以降の東京金60分足では、240時間SMA(茶線)がサポートラインとして意識され下げ止まる展開となった。大陰線出現後の動きは、徐々に値動きが小さくなり三角持合いの様相となっている。上値では雲の下限や120時間SMA(赤線)がレジスタンスとして意識されやすい。
NY金先物市場は1514.30-1561.90ドルのレンジ相場となった。米中閣僚級の通商協議がワシントンにて10月初めに開催と伝わり、経済大国同士の対立緩和が期待されてリスク選好の動きが強まった。好調な米経済指標もリスクセンチメントの改善につながり、安全資産の金には売りが集まった。米長期金利の上昇やドル高を嫌気した売りも観測され、一時1514ドル台と約2週間ぶりの安値まで下落し、その後の戻りも限定的だった。
価格帯別出来高では、出来高の多い価格帯で下げ止まる展開となっており、本日は5,200円を維持出来るかが注目される。上値ではもそこそこ出来高があることから、戻り基調では上値の重石となりやすい。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインの下方でMACDとシグナルが下向きとなっていることから、下落基調は継続している。寄付き後のMACDの方向性がポイントとなる。また、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、低位で%DとSlow%Dは横ばいとなっており、トレンドレスの状態となっている。寄付き後の方向性がポイントとなる。
東京金の日足では、5日SMAの5,222円と10日SMAの5,220円を下抜けしており、再び回復出来るかが注目点となる。このまま下押しした場合は、25日SMAの5,142円が下値目処として意識されやすい。NY金は米長期金利の上昇やドル高を嫌気して下落したが、1,500ドルは維持しており下値では押し目買いも入りやすい。為替市場では、リスク選好の動きから円が売られやすい展開となっており、東京金の下支えとなりやすい。ドル/円の上値では75日SMA107.55円が位置しており、レジスタンスとして意識されやすい。
本日の注目点は、5日SMAと10日SMAを回復できるのか、それとも25日SMA近辺まで下落基調が続くのかが焦点となる。本日は注目される米8月雇用統計が公表されることから、市場全体に様子見ムードが広がる可能性がある。
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