★11月24日以降の東京金60分足では、終値は違うものの、日足で言われる格言の終値が3日連続で同じになり、4日目の寄り付きが3日間の終値より高ければ、価格が上昇するとされる三点童子(同時)に似た形で4600円を回復した。ただ、トレンド的には高値・安値を切り下げる下落トレンドとなっている。市場では4590円前後が意識されてた。
NY金先物市場は、一時1273.10ドルまで下落した。米税制改革法案に反対していた複数の議員が税制改革案を支持する方針を示したことが売り材料となった。共和党上院は今週中に本会議で採決を実施する可能性が高まり、法案可決への期待が広がった。そのため、米国株の大幅高や米長期金利が上昇し、リスク回避の金買いが後退した。
価格帯別出来高では、出来高の多い価格帯を下抜けしていることから、上値が重くなっており、戻り基調では買い方からの『やれやれ売り』が入りやすい。一旦4590円ところで下げ止まったものの、出来高が伸びておらずまとまった売りが入ると下押ししやすい。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインの下方でMACDが上向きとなりシグナルへ接近しており戻り基調となるか寄り付後の動きが注目される。また、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、%Kと%Dが上向きとなっていることで、戻り基調を示している。
米国の税制改革実現への期待が広がるものの、一方で、トランプ大統領がティラーソン国務長官の更迭を検討しているなど好悪材料が錯綜している。ただ、市場ではリスク選好ムードから悪い材料は見ず、良い材料だけが評価されている。また、北朝鮮情勢による地政学リスクの高まるなか、会話解決に向けていたティラーソン国務長官の更迭で、より地政学リスクが高まる可能性もあり、一方的に金が売られる地合いとはなりにくい。
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