★2月23日以降の東京金60分足では、24時間線(緑線:日足では1日線)が上値抵抗ラインとなり、下落基調が継続している。また、各移動平均線が緩やかに下向きとなっている。現在12月14日安値4511円が意識され下げ止まっている。下落基調の中4511円で下げ止まると、押し目買いが入りやすく持ち直す可能性もある重要な値位置となっている。
NY金先物市場は一時1323.70ドルまで買われたが、ユーロ安・ドル高の相場展開や米国金利の先高観が意識され安全資産としての金買いが後退した。また、パウエル米FRB議長の議会証言内容を意識した売りも観測された。ただ、NYダウが引けにかけて大幅下落となったことで、金は下げ渋る展開となった。
価格帯別出来高では、出来高の多い価格帯を下抜けていることから、買い方からの手仕舞い売りが入りやすい地合いとなっている。ただ、4510円台では出来高が増えてきており、押し目買いも入っている。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインの下方でMACDとシグナルが横ばいとなっていることからもみ合い相場が継続していることになる。ストキャスティクス・スロー(パラメータ14、3、3、20、80)は、%K:8.24、%D:10.56とかなり売られ過ぎ過熱感が出ていることから一旦の戻りが期待される。
為替市場では、ドルがユーロに対して強含み、そのドルが円に対して弱含んでいることから東京金にとっては、悪材料満載の展開となっている。昨日は米経済指標が弱い結果となったことや、ロンドンフィキシングで月末に絡んだ円買い・ドル売りが出され、ドル/円レンジが切り下がり106.50-80円となった。NYダウが380ドル超下落したことで、日本株も大幅下落する可能性が高い。そのため、リスク回避の円買いが強まり東京金の上値を抑えやすい。本日は12月14日安値4511円を維持できるかが焦点となる。
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