★10月26日以降の東京金60分足では、4390円が下値目処として意識され引けにかけて下げ止まる展開となった。ただ、各移動平均線がそれぞれかい離幅を広げながら緩やかに低下傾向にあることから、下落の勢いは残っている。
NY金先物市場は一時1213.40ドルまで売られた。アジア、欧州に続いて米国株式市場も堅調に推移したことで、安全資産の金から株式へ資金がシフトしたことで3営業日続落となった。またドルがユーロに対して底堅かったことも金売りに拍車をかけた。
価格帯別出来高では、上値に出来高が多いことから、もう一段の下落すると買い方からの手仕舞い売りが入りやすいので注意が必要となる。また、戻り基調では4420円から上の価格帯で出来高多いことから上値の重石となる。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインからかなり下方へ低下していることや、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)も%K:8.43、%D:7.19とかなり売られ過ぎ過熱感が出ていることから、短期的な戻りがあっても不思議ではない。
東京金の日足では、5日SMAと10日SMAがデッドクロスしていることで短期的な調整下落となっている。ただ、下値では、25日SMA4386円がサポートラインとして意識されやすい。下抜けした際は75日SMAの4336円が次の下値節目として意識される。ストキャスティクスでは、%Kと%Dが買われ過ぎから両線とも下向きとなっていることから、下落基調が続いていることを示している。米長期金利が再び上昇してきていることや、米国株の下げが一服していることで、NY金には利食い売りが入りやすく一旦上値が重い展開展開となりやすい。外国為替市場では、112-113円台での動きとなっていることから、東京金の下支えになっている。世界的に年末に向けドルの需要が根強く過度な円高が抑制されている。
本日の注目点では、25日SMAの4386円を維持できるのか、それとも下抜けするかにある。
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