★10月2日以降の東京金60分足では、雲の上限を上抜けしたものの、直近でもレジスタンスとして意識された240時間SMA(茶線)が今回も上値を抑える展開となっている。26期間先の先行スパンでは先行スパン1が先行スパン2を上抜けしてきたことで、下落基調から上昇基調へ転換してきた。
NY金先物市場は1492.10-1515.30ドルのレンジ相場となった。中国が米国による中国企業の禁輸措置に対して内政干渉だと批判し、米中通商協議への警戒感が高まり、逃避資産の金は買いが先行した。米国株安を意識して通常取引終了後の時間外取引で1515.30ドルまで上昇した。
価格帯別出来高では、最も出来高の多い価格帯を回復してきたものの、5,170円前後でも出来高が多く上値を抑える展開となっている。出来高が膨らむかがポイントとなる。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、MACDがゼロラインを上抜けしてきたことで戻り基調の継続が期待される。また、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)も、一旦は%DがSぉw%Dを下抜け下落基調となったが、再び回復傾向のあることから、240時間SMAの上抜けトライとなっている。
東京金の日足では、5日SMAの5,161円と10日SMAの5,155円を上抜け回復基調となっているが、25日SMAの5,185円がレジスタンスとして意識され上値を抑える展開となっている。NY金は、米中対立への懸念が急速に高まったことで米長期金利の低下もあり、心理的な節目となる1,500ドルを回復する展開となっている。市場全体にリスクオフのムードが漂っていることで底堅い展開が予想される。一方、為替市場ではリスク回避の円買いが強まりやすく、ドルの上値を抑える可能性が高い。そのため、東京金の重石となりやすい。
本日の注目点では、25日SMAを回復出来るかが焦点となる。
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