FITS エコノミックレポート

東京金60分足では240時間SMAを挟んでもみ合い!

 

★3月26日以降の東京金60分足では、240時間SMA(茶線)を挟んでもみ合い相場が続いている。寄り付き後に一目均衡表の雲の下限が接近することから、レジスタンスとして意識されやすい。

 

NY金先物市場は1576.00-1612.40ドルのレンジ相場となった。本日も為替相場でドルがユーロに対して堅調に推移するなか、ドル建ての金先物には売りが先行した。懸念されていた米経済指標が予想ほど悪くなかったことも安全資産の金の上値を圧迫した。米株が下げ幅を拡大すると金先物も買い戻される場面もあったが、先週後半から見られる利益確定売りが戻りを抑えた。

 

価格帯別出来高では、上値に出来高が多い価格帯があることから、戻り場面では買い方からの手仕舞い売りが入りやすく上値の重石となる。もみ合いながら出来高が膨らんできていることから、押し目買いも入ってきている。

 

MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインの下方から徐々に上昇基調になっている。また、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、%DがSlow%Dを上抜け上昇基調となっている。相場はもみ合う展開となっているものの、オシレータでは戻り基調となっている。

 

東京金の日足では、100日SMAの5,381円がサポートラインとなり戻り基調となったが、上値では75日SMAの5,464円がレジスタンスとして意識されている。また、上値では10日SMAの5,510円、下向きの25日SMAの5,502円と5日SMAの5,545円もレジスタンスとして意識されそう。NY金先物市場は、米国株が軟調になると利益確定売りが入りやすく上値を抑える展開となっている。為替市場では、米国の感染拡大に対する警戒感からリスク回避の円買いになりやすい。

本日の注目点は上値にあるレジスタンスを上抜けできるのか、再び100日SMAの下抜けトライとなるのかが焦点となる。上値にSMAが集中しており、上値の重石となってる。

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