★12月10日以降の東京金60分足では、24時間SMA(緑線)に沿って上昇基調が継続している。各SMAも緩やかに上昇基調を継続しいる。大きな変動もなく、じり高が継続していることから底堅い展開が続いている。
NY金先物市場は1477.40-1484.50ドルのレンジ相場となった。NY勢の入り際には為替相場でドルが対ユーロで売り戻され、ドル建ての金先物は買い優勢となる場面があった。もっとも、通商協議を巡り米中が『第1段階の合意』に至ったことや、英総選挙を与党・保守党の圧勝で終えて足元では過度な警戒感が後退している。そのため、安全資産とされる金の上値は限定的だった。また、米国株高となったことで上値が重くなった。
価格帯別出来高では、出来高を伴いながら緩やかに上昇している。高値圏で出来高が膨らむかが焦点となる。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインの上方で横ばいとなっており、トレンドレスの状況となっている。一方で、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、価格は上昇しているもののストキャスティクスは上値を切り下げるダイバージェンスしており、下落の前兆が出ている。そのため、短期的な下落調整となる可能性がある。
東京金の日足では、レジスタンスとして意識されていた75日SMA(緑線)の5,169円を上抜けしてきた。そのため、上昇基調は継続していることになる。60分足でダイバージェンスしているが、ダマシとなる可能性がある。一方で、75日SMAまでの短期的な下落となることも予測される。NY金先物市場は米長期金利の上昇や米国株高を嫌気して売られる展開となっている。ただ、急落するような展開にはなりにくい。為替市場では、ドルがじり高となっていることで東京金の下支えとなっている。ただ、110円台の上値の重さも意識されており、109円台でのレンジ相場が続いている。米長期金利の上昇が継続するようなら、110円台が視界に入る。一方で、米長期金利が上昇すると、米国株に割高感が生じることになり、株価の下落調整局面となりやすい。
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