★12月6日以降の東京金60分足では、24時間SMA(緑線)に支えられ上昇基調が継続している。各移動平均線も緩やかに上昇していることからも、基調が継続していることを示している。
NY金先物市場は1465.50-1482.30ドルのレンジ相場となった。米中第1段階協議は正式に合意し、15日発動予定の対中追加関税は見送られたと発表され、売りが入る場面もあったが、米下院司法委員会がトランプ大統領弾劾訴追案を巡る採決を実施し、権力乱用と議会妨害の弾劾条項を賛成多数で可決したと伝わったことも材料視され、逃避資産の金に買いが入った。 また、この日発表された11月の米小売売上高は市場予想を下回ったことも材料視された。
価格帯別出来高では、出来高の多い価格帯を上抜けしてきたことから、もう一段上昇すると売り方からの買い戻しが入りやすくなる。高値圏まで上昇してきたことから、出来高が膨らんでくるかが焦点となる。ただ、一旦上値が重くなると、買い方からの利益確定売りが入りやすい。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインの上方でほぼ横ばいになっていることから、トレンドレスの状態となっている。一方で、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、%DがSlow%Dを上抜け両線とも上向きとなっていることから、上昇基調は継続している。
東京金の日足では、75日SMAの5,169円をわずかに上抜けしてきたことから、もう一段の上昇が期待される。明確に上抜け出来ると9月5日の高値5,304円が視界に入ってくる。NY金先物市場は、米中貿易交渉の先行き不透明感や、トランプ大統領の弾劾訴追案が米下院で可決されたことなどから買い戻しの展開となった。これらの問題は今後も継続することから、一方的な金売りにはつながりにくい。為替市場では、ドル/円は109円台後半まで円安が進行したものの、NY市場で上値が重くなり下押しする展開となった。週明けからドル売りが強くなるのか、それとも110円台へ再び円安進行するか注目される。
注目点は、75日SMAをじわりと上抜けしてきたことで、戻り基調は強まってきている。そのため、75日SMAを維持出来るかが焦点となる。
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