★6月24日以降の東京金60分足では、24時間SMA(緑線)がサポートラインとなり反発する展開となった。その後は、小幅な動きとなり高値圏で底堅くもみ合い商状となった。高値圏で推移していることから、上値が重くなると利益確定売りが出やすく上値を抑える展開となりやすい。
NY金先物市場は1774.80-1804.00ドルのレンジ相場となった。コロナ感染拡大の第2波への懸念や、米中対立など地政学要因を背景としたリスク回避から、安全資産とされる金への買いが続いた。対欧州通貨などに対するドル安も、ドル建て金価格の押し上げに寄与した。ロンドン市場で1774.80ドルまで売られたが、ニューヨーク市場の中盤にかけて節目の1800ドルを突破し、1804.00ドルまで買われた。
価格帯別出来高では、6,070円前後で出来高が多いことから、100円抜けとなる6,170円台超えでは一旦利益確定売りが出やすい。高値圏で出来高が少ないことから、出来高が膨らむかが相場の節目となる。
MACD(パラメータ:14、3、3、20、80)は、ゼロラインの上方で緩やかにシグナルと共に上向きを維持していることで上昇基調は継続している。一方、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)では、買われ過ぎ高値圏で横ばいとなっており、上向きバイアスは低下している。もみ合う展開となっていることから、上昇の勢いは低下している。
東京金の日足では、買われ過ぎ過熱感があるもの、上向きの5日SMAがサポートとなり上昇基調は継続している。NY金先物市場でも、新型コロナウイルスの感染第2波の懸念や米中対立悪化などがリスク要因となり、心理的節目となる1,800ドルを付けるなど底堅い展開となっている。為替市場では、月末・期末の円売りフローが入り107円台後半まで回復しており東京金の下支えとなっている。
注目点では、高値もみ合いとなっていることから、利益確定売りが出やすい。そのため、高値圏で出来高が膨らむかが注目されるほか、5日SMAの6,112円がサポートになるかが焦点となる。
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