FITS エコノミックレポート

東京金60分足では24時間SMAがレジスタンス!

 

★3月18日以降の東京金60分足では、24時間SMA(緑線)がレジスタンスとなり上値を抑える展開が継続している。引けにかけては、小幅値動きとなった。下値では、一目均衡表の雲がサポートラインとして意識される。72時間SMA(青線)120時間SMA(赤線)が緩やかに上向きとなっていることで、上昇基調は継続している。

 

NY金先物市場は1615.20‐1699.30ドルのレンジ相場となった。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う経済対策は与野党で合意し、米史上最大規模の景気刺激策は近く米議会で可決される見通しとなったことで、リスク資産が買われ、安全資産の金は売りが優勢となった。ニューヨーク市場で1652.40ドルまで戻したものの、株高を意識して上値は再び重くなった。

 

価格帯別出来高では、5,200円前後で出来高が多いことから、上値が重くなると利益確定売りが出やすい。現在の高値圏で出来高が伸び悩んでいることから、上値が重くなっている。今後出来高が膨らむかが注目される。

 

MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインの上方からシグナルとデッドクロスして下降基調となっている。ただ、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、緩やかに上向きとなっており戻り基調が継続している。

 

東京金の日足では、前日上ヒゲ陽線となったことで上値の重さが意識された。そのため、利益確定売りが出やすい地合いだった。ただ、下ヒゲ陰線となっていることから、安値では押し目買いも入っていると思われる。下押しでは25日SMAの5,554円がサポートラインとして意識されるかが焦点となる。5日SMAが上向きとなっていることで、短期的な上昇基調は継続している。NY金先物市場は、米国での大規模な経済対策が合意されたことで、米国債の増発による金利上昇懸念などが嫌気された。為替市場では、ドルの需要は根強くあり底堅い展開が続いている。そのため、東京金の下支えとなっている。

本日の注目点は、前日ロウソク足に対して『はらみ足』となっており、前日高値5,849円を上抜けできるのか、それとも前日安値5,558円を下抜けするのかが焦点となる。下値では、25日SMAがサポートラインとなるかも注目点となる。

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