FITS エコノミックレポート

東京金60分足では24時間SMAがサポート!

 

★10月18日以降の東京金60分足では、上昇基調にある24時間SMA(緑線)がサポートラインとして意識され24時間SMAに沿ってもみ合い相場が継続している。各SMAが緩やかに上向きを維持していることから、短期的には上昇基調は継続している。寄付き後一目均衡表の雲が接近してくることから、雲の上限を下抜けしてしまうのか、それとも雲の上限を上抜けを維持出来るかが注視される。

 

NY金先物市場は1492.30-1510.80ドルのレンジ相場となった。トランプ米大統領の『中国との貿易に関する合意署名の作業、想定より早く進んでいる』との発言を受けて米中通商協議への期待感が高まり、投資家のリスクオフ姿勢が後退し、逃避資産の金は売りに押された。心理的な節目となる1,500ドルを再び下回った。

 

価格帯別出来高では、出来高の多い価格帯を上回っていることから、一旦上値が重くなると、買い方からの利益確定売りが入りやすくなり上値の重石となりやすい。

 

MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインの上方からMACDがシグナルを下抜け緩やかに低下基調にあることから、下落調整の動きとなっている。ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、下位で%DがSlow%Dをわずかに上抜けしてきたことや、下値を切り上げていることで戻り期待も残る。

 

東京金の日足では、高値圏で『十字線』となっており上値の重さも意識されている。ただ、5日SMAの5,211円、10日SMAの5,198円、25日SMAの5,185円を上回っていることから、短中期的にも上昇基調は続いている。米国株高や米長期金利上昇からNY金は節目の1,500ドルを下回っており、上値が重くなっている。為替市場では、109円前後まで円のじり安が進んでおり、東京金の下支えとなりやすい。米国株高が進む中、米長期金利も上昇していることから、米国株には割高感が強まることになるので下落調整的な動きとなりやすく、リスク回避の動きになりやすい。

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