★8月2日以降の東京金60分足では、一時24時間SMA(緑線)を下抜けしたものの、再び上抜けした。再び24時間SMAがサポートラインとして意識され上昇基調を継続するのかが注目される。一目均衡表の雲の上限が近づいており、サポートとして意識されやすい。
NY金先物市場は1501.60-1521.30ドルのレンジ相場となった。この日の中国人民元相場が安定した動きになるなど、米中貿易摩擦の激化懸念を背景としたリスクオフの動きが一段落し、前日まで約6年4カ月ぶりの高値水準まで上昇した金は利益確定売りが優勢となった。
価格帯別出来高では、高値圏で出来高が増えてきており利益確定売りや新規の売りを吸収する買いも入ってきている。今後も出来高が増加してくるかが焦点となる。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、下落基調だったもののゼロラインを目前にMACDが一旦上向きとなり下落の勢いは鈍化している。また、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)も%DとSlow%Dが上向きとなっており、戻り基調が継続している。
東京金の日足では、ロウソク足は5日SMAと10日SMAの上方に位置しており、両線と上向きとなっていることから、上昇基調は継続している。利益確定売りに押されるようなら、5日SMAの5,044円や10日SMAの4,995円が下値目処として意識される。高値圏に位置していることから、上値が重くなると利益確定売りが入りやすい。NY金先物も利益確定売りに押される展開となったが、売り叩かれる材料がないことから、利益確定売り一巡後は底堅い展開が予想される。為替市場では、NY時間では106円を挟んで底堅く推移したが、米国がファーウェイの制裁緩和の見送ったことでドルが失速して一時105.60円台まで円高が進行した。そのため、上値も重い展開が予想される。
本日の注目点はNYの引けにかけて米中貿易摩擦の激化懸念が高まったことで、NY金は買われやすい地合いとなる。しかし、為替市場ではリスク回避の円買いが強まり、東京金の上値を抑える可能性が高い。また、週末ということもあり、連日上昇してきたことから、利益確定売りも入りやすい。短期的な調整下落では5日SMAや10日SAMが下値目処となりやすい。
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