FITS エコノミックレポート

東京金60分足では24時間線がレジスタンス!

 

★8月24日以降の東京金60分足では、24時間線(緑線)4277円がレジスタンスとなり上値の重い展開となっている。引けにかけては4266円がサポートなり下抜けることなくもみ合う展開となった。ただ、上値を切り下げる展開となっていることで、下落トレンドとなっている。そのため、直近高値4294円を上抜け出来るかが注目点となる。一目均衡表の26期間先の先行スパンでは、先行スパン2が先行スパン1の上に位置していることから下落トレンドが継続している。

 

NY金先物市場は一時1214.90ドルまで買われた。新興国不安や米中貿易摩擦懸念の高まりで安全資産の金が買われた。ただ、最近ではリスクオフムードでも金が買われる傾向が限られており、値動きの鈍い展開となった。また、ユーロ安・ドル高の相場展開を受けて上げ幅はやや縮小した。

 

価格帯別出来高では、4285-4290円の出来高が多いことから、戻り基調ではレジスタンスとして意識されやすい。戻り基調時にレジスタンスとなり押し戻される展開となっている。

 

MACD(パラメータ:12、26、9)では、ゼロラインの下に位置していることから、12時間線が26時間線の下に位置するデッドクロス状態であることを示している。現在は横ばいとなっており、もみ合い相場のトレンドレスの状態である。また、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、売られ過ぎ域から%Kが%Dをわずかに上抜けしていることから、微妙に戻り基調を示している。

 

東京金日足では、10日線4270円がサポートとなっている一方で、5日線4293円と25日線4283円がレジスタンスとなり、抵抗帯に挟まれる展開となっている。ストキャスティクスでは、%K:81.75、%D:83.39とやや買われ過ぎ過熱感が出てきており、%Kが%Dを下抜けしてきた。RSI(パラメータ:14)でも一時50%を上抜けしたものの、再び上げ幅よりも下げ幅の方が大きくなってきている。ロウソク足では、前日ロウソク足に対して『はらみ足』となっており、高値を切り下げ・安値を切り上げる状態となっている。外国為替市場では、再びドルがユーロや円に対して買われる展開となっているため、NY金では下落要因となるものの、東京金には下支え材料となる。9月26日FOMCでの利上げが98.4%織り込まれており、日米金利差拡大がドルを下支えとなりやすい。短期的には下落基調となっていることから、注意が必要となる。

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