★2月23日以降の東京金60分足では、2月28日の直近高値4537円を上抜け、ほぼ高値引けで終了した。引けにかけてのロウソク足が『陽の丸坊主』となっており、非常に強い相場を表している。雲の上限や120時間線(赤線:日足では5日線)の上方に位置していることから上昇基調を維持している。
ただ、NY金は、FRB高官による『3月利上げ』に前向きな発言が相次いでいることを受け、主要国通貨に対してドル高となったことを嫌気して続落となった。しかし、東京金はドル/円で113円台後半まで円安が進行していることから上昇した。
価格帯別出来高では、出来高の多い価格帯を一旦は下抜けた後、再上昇して上抜けしたことで、買い方からの『やれやれ売り』を吸収しながらの上昇となっている。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、MACDとシグナルがかい離幅を保ちながら上向きを維持している。ただ、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、%K:88.54、%D:89.48とやや過熱感が出始めている。ただ、トレンドが出ている場合は、ストキャスはダマシを発生しやすいので、MACDを中心に見ていくほうが良い。
米国の3月利上げ観測が急浮上してきたことで、NY金は下げやすい地合いとなる。一方で、リスク選好のドル高・円安にもなりやすく東京金を下支えしやすい。NY為替市場では、114円台をワンタッチしたものの、急速な円安により利益確定売りに押され滞空時間が短かった。米国株が大幅上昇したことから、本日日本株も上昇しやすく、リスク選好の株高・円安になりやすい。
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