FITS エコノミックレポート

東京金60分足では高値引け!

 

★12月18日以降の東京金60分足では、引けにかけて買われ高値引けとなった。下方では24時間SMA(緑線)が緩やかに上昇しており、下落調整時にはサポートラインとして意識される。26期間先の先行スパン1,2とも上昇している。

 

NY金先物市場は、1488.10-1505.00ドルのレンジ相場となった。クリスマス休暇や年末にむけたリスクヘッジで、安全資産とされる金や銀などに資金が流れ、金先物は11月上旬以来となる1500ドル台を回復した。米金利が低下したことや、ドルの上値が限られたことも金先物価格を支えた。 

 

価格帯別出来高では、出来高の多い価格帯が下方にあることから、上値が重くなると買い方からの利益確定売りが入りやすい。そのため、5,200円台で出来高が膨らんでくるかが注目される。

 

MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインの上方でMACDとシグナルがかい離幅を拡大させて上向きとなっていることから、強い上昇基調にある。一方で、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、明確な上昇トレンドが発生していることから、高水準で張り付く展開となっている。そのため、MACDの動きがポイントとなる。

 

東京金の日足では、5日SMAの5,204円がサポートラインとなり上抜け、上向きとなっていることから短期的には強い上昇基調が継続している。各SMAを上抜けしたことで、9月5日高値5,304円が上値目標となる。NY金は心理的節目となる1,500ドルをあっさり回復しており、強い買いが入っている。為替市場では、クリスマス休暇で市場参加者が少ないことや、手掛かり材料も少ないことで、109.40円前後でこう着相場となっている。一方で、突発的に売買材料が発生すると、市場流動性が低下していることから大きく上下に振れやすいので注意が必要となる。

 

本日の注目点では、5日SMAを維持しつつ上値トライとなるかが焦点となる。9月5日高値も視界に入ってきているので高値更新するかも注目されるところである。

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