★10月26日以降の東京金60分足では、値幅の少ないもみ合い相場ながら週末は高値引けとなり、底堅さが意識される展開となっている。もみ合い相場が長く続くと、その後は上下に大きく放れる可能性が高くなるので注意が必要となる。
NY金先物は、強弱まちまちの米経済指標の結果を受けてやや方向感に欠ける動きとなったが、米国株が上げ幅を拡大するなど堅調な動きとなり、逃避資産の金は反落して終了した。10月29日時点のNY商品取引所(COMEX)では投機筋による金先物の買越幅は前週比+1万7383枚増と2週連続増の27万6515枚になった。
価格帯別出来高では、5,210‐5,250円に集中しており、売り方と買い方が拮抗してる状態となっている。このレンジ相場を上下に放れると、損失拡大を恐れた手仕舞い売買と新規の建玉が加わり売買高と伴って値幅が加速する展開となりやすい。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロライン近辺まで下落したものの、サポートとして意識され再びMACDがシグナルを上抜ける動き。ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)も、%DがSlow%Dを上抜け上昇基調が継続している。
東京金の日足では、5日SMAの5,221円と10日SMAの5,216円がサポートとなり、緩やかながら上昇基調は継続している。一目均衡表でも転換線の5,200円や雲の上限5,209円がサポートして意識されている。NY金先物市場は米国株が上昇や米長期金利が上昇したにも関わらず、心理的な節目となる1,500ドルは維持して終了した。為替市場では、108.00円割れ水準での底堅さが確認されるとドル買いが再開されたが、週末ということもあり引けにかけては利益確定売りなどに押されて伸び悩んだ。一部報道で『米中の電話協議では原則コンセサンスに達した』と伝わったこともドル買いを誘った。
4日は東京市場が文化の日の振替休日で休場となる。
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