★9月27日以降の東京金60分足では、高値圏での狭いレンジ内での値動きとなった。120時間線(赤線)や240時間線(茶線)が緩やかながらも上向きを継続しており、上昇基調は継続している。
NY金先物市場は一時1200.40ドルまで売られた。イタリアがユーロ圏の規律に沿った財政赤字をGDP比2%以内にとどめる予算を策定する可能性が報じられ、市場のリスク回避姿勢が後退した。また、米ドルが主要通貨に対して上昇したことや米長期金利の上昇を嫌気した売りが優勢となった。ただ、1200ドル近辺では押し目買いの興味が残されており、金先物の下げ幅はやや縮小した。
価格帯別出来高では、もみ合いながらも4400円前後で出来高が増えており、売りを吸収する動きとなっている。ただ、出来高の多い価格帯を下抜けすると極端に出来高が少ないことから、大きな値動きとなりやすい。
MACD(12、26、9)はゼロラインの上方から%Kと%Dが低下傾向になっているが、12EMAと26EMAのゴールデンクロスは継続している。ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、%Kと%Dが緩やかに上向きを維持していることから、もみ合いながらも上昇基調は継続している。
東京金の日足では、75日線を上抜け継続となっている。また、5日線が75日線を上抜けするゴールデンクロスしていることから短期的には上昇基調は継続している。ただ、ストキャスティクス・スローでは、%K:90.11、%D:82.11とやや買われ過ぎ過熱感が出ている。高値・安値を切り上げる展開が続いていることから、上昇トレンドは継続している。NY金は、米長期金利の上昇が加速的に早まってきていることや、ドルが総じて強含みとなっており、上値を抑える要因となる。ドル/円で円安が進行していることから東京金の支援材料となっている。次の目標値は2017年11月6日の114.73円が意識される。トランプ米政権からドル高けん制や円安けん制には注意が必要となる。
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