FITS エコノミックレポート

東京金60分足では高値圏でもみ合い継続!

 

★12月26日以降の東京金60分足では、5,418円-5,483円のもみ合い相場が継続している。5,480円台に入ると上値が重くなる展開となっている。ただ、各SMAが緩やかに上向きとなっていることから、短期的には上昇基調は継続している。

 

NY金先物市場は1557.001574.90ドルのレンジ相場となった。為替相場でドル買いが強まったことや、12月米ISM非製造業指数が市場予想を上回ったことなどで伸び悩む場面はあったが、昨年末からの地合いは維持された。『イランは13の対米報復シナリオを検討』との報道も中東の地政学リスクの高まりを意識させ、安全資産とされる金の下値を支えた。

 

価格帯別出来高では、5,450円前後で出来高が膨らんでおり、短期的な平均売買単価も上昇してきている。また、上放れして3日目となることから、売り方の手仕舞い買い戻しや買い方からの利益確定売りも一巡してきている。そのため、高値圏で新規の買いが継続するのかが焦点となる。

 

MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインの上方から下落基調となっていた。しかし、現状はゼロラインの上方で横ばいとなってきたことで、下落基調は一旦後退している。一方で、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、高水準から%DがSlow%Dを下抜け両線とも下向きとなってきていることから、下押しバイアスが強まってきている。短期的には不安定な動きとなりやすいので注意が必要となる。

 

東京金の日足では、5日SMAの5,405円の上方に位置しており、5日SMAと10日SMA双方とも上向きとなっていることで、短期的には上昇基調は継続している。NY金は、米国とイランの緊迫化の激化懸念があるので、底堅い展開が予想される。為替市場では、リスク回避の円買いが強まる可能性があるものの、107円台では実需勢のドル買いも入りやすい。

イラクにある米軍基地にミサイルが発射されたとの一部報道でリスク回避の動きが強まっている。

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