FITS エコノミックレポート

東京金60分足では高値圏でもみ合い相場!

 

★7月15日以降の東京金60分足では、一時6,343円まで上昇したものの、その後は高値圏でもみ合う展開が続いている。高値圏で上値が重くなったことから、買い方からの利益確定売りが出やすい。しかし、高値圏でもみ合っていることは、底堅さも意識される。一目均衡表の26期間先の先行スパン1、2が上向きとなっていることで、上昇基調が継続している。

 

NY金先物市場は1817.20-1844.90ドルのレンジ相場となった。ユーロ/ドルが2019年1月、豪ドル/ドルが同年4月以来のドル安水準までドルが売られたことで、金先物価格は終始堅調な動きとなり、2011年9月以来の水準まで上昇した。市場では近々に過去最高値の1920ドル台をトライするのではとの声が多い。ニューヨーク市場で一段高となり、一時1844.90ドルまで買われた。米長期金利の低下も意識された。

 

価格帯別出来高では、6,200-6,250円近辺で出来高が膨らんでいることで、100円抜けとなる6,300-6,350円近辺では一旦の利益確定売りがでやすい。出来高が膨らんでくるかが焦点となる。

 

MACD(パラメータ:12、26、9)では、ゼロラインの上方でシグナルとデッドクロス寸前となっており、下押しバイアスが強まる可能性がある。また、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)も、%DがSlow%Dを下抜け緩やかに下向きとなってきていることから、短期的には下落調整の様相となっている。

 

東京金の日足では、上向きの5日SMAの6,254円や10日SMAの6,237円の上方に位置していることから、短期的には上昇基調を継続している。60分足では、下落調整的な動きとなっているが、日足では強い上昇トレンドを維持している。そのため、5日SMAや10日SMAがサポートラインとして意識される。NY金先物市場は、ドル安や米長期金利の低下から買いが強まっている。上値試しの展開となっており、心理的節目となる1,900ドル台が視界に入ってくる。為替市場では、リスク選好によるドル売りが強まっているものの、クロス円では同時円安も進行している。そのため、ドル/円は過度な円高にはなり難い展開となっている。

本日の注目点は、4連休を控えて高値を更新したことから、一旦利益確定売りが入りやすい展開となっている。そのため、5日SMAや10日SMAで下げ止まるかが注目される。

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