★東10月25日以降の東京金60分足では、一時下値目処となっていた4625円を下抜けした。しかし、ロンドンフィキシングに絡んだ円安進行から反転持ち直しとなった。ただ、一目均衡表の下限を上値の抵抗ラインとなりもみ合い相場となっている。ただ、下値では24時間線(緑線:日足では1日線)が支持ラインとなっている。各移動平均線がかい離幅を広げながら、緩やかに低下傾向にあることから、下落基調は継続している。
NY金先物市場は反落となった。米10月消費者信頼感指数が市場予想を上回ったことや、ドル高を嫌気してリスク回避の金買いは縮小した。米政治不安に対する警戒感は残っているが、税制改革の早期実現に対する期待は再び広がっているほか、FOMCの結果公表を控えてポジション調整目的の売りが出た。
価格帯別出来高は、出来高の多い価格帯まで戻ってきたが、一旦含み損を抱えた買い方からの『やれやれ売り』が出やすく上値を抑えている。新規の金買い材料が必要となる。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、MACDとシグナルが緩やかに戻り基調となりゼロラインに向かって上昇している。ただ、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、%K:94.34、%D:90.32とかなり買われ過ぎ過熱感が出ている。そのため、MACDのゼロラインが上値抵抗ラインとなりやすい。
11月入りとなったが、1日にFOMC結果、2日に次期FRB議長の指名、3日に米10月雇用統計、5-6日にトランプ大統領の訪日と7日の訪韓による北朝鮮の挑発行動の警戒など、前半にリスク要因が集中していることから、大きく変動する可能性が高いので、注意が必要となる。東京金は1986年から2016年の月足で勝ち(陽線)、負け(陰線)では19勝12敗と陽線になりやすい月となっている。
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