FITS エコノミックレポート

東京金60分足では雲の中で方向感なく小動き!

 

★6月29日以降の東京金60分足では、米国市場が独立記念日の振替休日で休場となったことから、東京金も薄い雲の中で小動きで推移する展開が続いた。週末は米国内での新型コロナウイルスの1日の感染者が5万5000人超となり世界最大となったことや、米中対立激化が懸念されている。また、NYダウ先物も一時321ドル下落するなどリスク回避の動きになった。そのため、週明けも金は底堅い展開が予想される。

 

価格帯別出来高では、6,100円台の中で出来高の偏りがあり、6,100円台前半ではサポートされる一方で、6,100円台後半では買い方からの『やれやれ売り』に上値を抑えられる展開になりやすい。

 

MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロライン上で横ばいとなっておりまったくトレンドレス状態である。ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、やや上値を切り下げており%Dも下向きとなっていることで、横ばいながらもやや下押しバイアスが強まってきている。

 

東京金の日足では、5日SMAの6,145円をわずかに下抜けして終了したことから、週明けに回復出来るかが注目される。ただ、下値では10日SMAの6,106円がサポートとして意識される。為替市場では、107円台半ば前後を挟んでもみ合う展開となっており、動意に薄い状態となっている。

寄り付き後の注目点は5日SMAを回復出来るのか、それとも10日SMAへ向けて下落基調となるのかが焦点となる。感染拡大や米中対立などリスク回避要因が多いことから、金価格の下支えとなりやすい。為替市場でも有事のドル買いがドル/円を支えており、東京金の下支えとなりやすい。

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