FITS エコノミックレポート

東京金60分足では雲の中で上値の重い展開!

 

★10月24日以降の東京金60分足では、雲の中で72時間SMA(青線)90時間SMA(紫線)が上値を抑える展開となっており、上値の重い展開が続いている。雲の幅が厚くなっていることで、しばらくは売買が交錯しやすい価格帯となっている。

 

NY金先物市場は1483.10-1499.30ドルのレンジ相場となった。米金融政策の決定を控えてポジション調整的な取引が主体となった。通常取引終了後の時間外取引で一時1483.10ドルまで売られる場面があったが、米長期金利の低下やユーロ高を意識して1499.30ドルまで上昇した。

 

価格帯別出来高では、出来高の最も多い価格帯を維持してるものの、上値でも出来高が多くあり買い方からの『やれやれ売り』が入りやすく戻りの重石となっている。

 

MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインを上抜けしていることから、戻り基調を示している一方で、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、高水準から%DがSlow%Dを下抜けしてきているものの、上方でもみ合いとなっていることから、ストキャスティクスよりもMACDの動向がポイントとなる。

 

東京金の日足では、25日SMAの5,185円がサポートとなっている一方で、5日SMAの5,223円がレジスタンスとして意識される小幅レンジ内での展開となっている。NY金は、FOMC後に米長期金利が低下し、米ドルインデックス指数も大幅低下していることから、NY金の下支えとなりやすい。為替市場では一時109.29円付近まで上昇したものの、米長期金利の低下とともに108円台後半まで押し戻される展開となっている。ただ、過度な円高基調にはなっておらず、本日の日銀金融政策決定会合の結果待ちとなっている。

 

本日の注目点は、5日SMAと25日SMAの動きとなる。5日SMAを上抜けできるようなら短期的な上昇基調が続くものの、25日SMAを下抜けると心理的な節目を下抜けしたことで、下押し圧力が強まりやすい。抵抗帯の値幅が小さいことから、神経質な動きが注目される。

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