★1月6日以降の東京金60分足では、レジスタンスとして意識される雲の下限を上抜けしたものの、その後は雲の中でこう着相場となった。72時間SMA(青線)の5,472円や90時間SMA(紫線)の5,466円を上抜けしたことで、下押しの際はサポートラインとして意識される。
NY金先物市場は1546.70-1562.20ドルのレンジ相場となった。安全資産とされる金はリスク志向地合いの中で上値が重かったが、弱い12月米雇用統計を受けて反発した。また、米国株主要3指数が史上最高値の更新後に売り優勢となったことや米長期金利の低下も、金の買い戻しを後押しした。
価格帯別出来高では、出来高の多い価格帯まで戻り基調となっていることから、買い方と売り方のほぼ損益分岐点に位置しており、材料待ちの様相となっている。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインを上抜けシグナルと共に上向きとなっていることから上昇基調は継続している。また、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)でも、買われ過ぎ過熱感はあるものの%DとSlow%Dが上向きとなっていることから、戻りの勢いは残っている。
東京金の日足では、5日SMAの5,475円を再び上抜けしてきたことから、短期的な上昇基調が回復してきた。一方で、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)は、%DがSlow%Dを下抜け両線とも下向きとなっていることから下落基調となっている。明確に5日SMAを上抜けすると、ストキャスティクスの動向がダマシとなるので注意してみていく必要がある。モメンタム系のオシレーターはトレンド発生時にはダマシが発生しやすい。NY金は週末だったこともありポジション調整的な買い戻しが優勢となった。中東情勢の緊迫化が一旦後退しているものの、なお地政学リスクが残っているため下値も限定的となりやすい。為替市場では、12月米雇用統計が市場予想を下回る弱い結果となったものの、下値も限定的でありドルの底堅さが確認された。
注目点は5日SMAを明確に上抜け出来るかが焦点となる。
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