FITS エコノミックレポート

東京金60分足では雲の下限下抜け!

 

7月26日以降の東京金60分足では、雲の下限を下抜けしたものの24時間線(緑線:日足では1日線)や120時間線(赤線:日足では5日線)が一旦下値支持ラインとなり下げ止まっている。昨日の夜間取引では、7月28日に付けた安値4478円で一旦下げ止まり反発する場面があった。本日の展開でも4478円がキープライスとなりそうだ。徐々に高値を切り下げているのが気になるところ。

 

NY金先物は、米国のインフレ指標の一つである個人消費支出(PCE)の伸びが鈍化したことで、年内の追加利上げ観測が後退した。また、ドルが主要通貨に対して弱含んだことから堅調推移となった。

 

価格帯別出来高では、出来高の多い価格帯の前後に位置しており、下値支持ラインとなるかが焦点となる。

 

MACD(パラメータ:12、26、9)は、MACDがゼロラインを上抜けたものの、再び下落基調となっている。また、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、買われ過ぎ域から%Kと%Dが下向きとなり下落基調を示している。

 

東京金は、4478円から4500円近辺でのレンジ相場となっているものの、徐々に高値を切り下げていることが気になる。東京金に影響する為替市場では、米FRBの年内利上げがやや後退しておりドルが売られやすい展開にアジア・NY時間で110円割れトライとなった。しかし、現在のところは、110円割れのところでは実需勢や本邦長期資金からの買いが入りやすく110.00-50円の狭いレンジ相場となっている。今週は経済イベントなどが多くあることから、為替市場でも上下に振れやすくなっている。東京金・ドル/円相場とも、レンジを抜けると大きな動きとなりそうだ。

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