★3月5日以降の東京金60分足では、5,600円がレジスタンスとなり下押しする展開となった。雲の下限を下抜けする展開となったが、5,450円がサポートラインとして意識されており、下げ止まる展開となっている。ただ、雲の下限がレジスタンして意識され上値の重い展開となっている。心理的な節目となる5,450円を下抜けすると、もう一段の下落となる可能性が高い。今晩雲のネジレがあり、トレンドの反転や加速など相場の節目となりやすい。
NY金先物市場は1632.40-1671.80ドルのレンジ相場となった。下げが止まらない株式市場で受けた損失をカバーするため、現物の金塊は投資家の換金売りに押され、先物市場も上値を抑えられた。ドルが対ユーロで堅調となったことも材料に、ドル建ての金先物は終日弱含みに推移した。1671.80ドルまで買われたが、株安の局面でポジション調整的な売りが観測された。
価格帯別出来高では、上値に出来高の多い価格帯が2層あるので、戻り場面では上値の重石となりやすい。また、もう一段下落すると買い方からの手仕舞い売りが入りやすく下げを加速させる。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインを下抜けシグナルとともに下向きとなっていることから下押しバイアスが強くなっている。一方、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、売られ過ぎ域から%DがSlow%Dを上抜けしてきていることから、戻り基調となっている。ただ、下落トレンドが発生していることから、ダマシとなりやすい。そのため、MACDの動きに注目。
東京金の日足では、25日SMAがレジスタンスとして意識され上値の重さが意識されたことで、下押しの展開となっている。5日SMAと10日SMAも下向きとなっていることから、戻り基調ではレジスタンスとして意識され上値を抑える。一方で、下値では75日SMAの5,410円がサポートラインとして意識される。NY金先物は米国株が大幅下落したことで、株式の損失のカバー売りが強まった。基本的にはリスク回避の動きが強いことから、底堅い展開が予想される。為替市場では、米国10年物国債利回りが上昇したことで、過度な円買いにはつながらず104円台後半で推移している。
注目点では、徐々に上値が重くなっていることから、一旦下値トライとなる可能性もあり、75日SMAで下げ止まるかが焦点となる。上値では25日SMAの5,622円を上抜け出来るかが注目される。
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