★1月15日以降の東京金60分足では、240時間SMA(茶線)がサポートとして意識され反発したものの、雲の下限がレジスタンスとして意識され上値の重い展開となっている。本日夜間取引では、雲のネジレがありトレンドの加速や反転など相場の節目になりやすいので注意が必要となる。
連休明けの金先物は利益確定の売りが優勢となった。ただ、中国での新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大に対する懸念で投資家のリスク回避姿勢が強く、安全資産の金の下値は堅い展開となった。
価格帯別出来高では、出来高の多い価格帯前後での動きとなっており、売り方と買い方の損益分岐点前後での動きとなっている。そのため、売買材料が強まると上下に大きく振れやすい状況となっている。
MACD(パラメータ:12、26、9)はゼロラインの下方で横ばいから緩やかに上昇してきていることから、戻りの前兆となっている。ただ、しっかりシグナルとゴールデンクロスするまでは、ダマシになる可能性もあるので注意。ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、戻り基調となっていたものの、再び%DがSlow%Dをわずかに下抜けしてきた。戻り基調が一服する可能性もある。
東京金日足では、5日SMAの5,507円は下抜けしたものの、10日SMA5,489円がサポートラインとなり下げ止まる展開となっている。本日は10日SMAを維持出来るかが注目される。NY金は利益確定売りで下落したものの、米国株安や米長期金利の低下など金買いの材料となっているほか、新型コロナウイルスの感染拡大なども金買いにつながりやすい。為替市場ではリスク回避の円買いが強まり109円台後半で推移している。東京金はNY金の下落と円高進行により、下落調整となっている。ウイルス感染拡大が報道され間もないことから、本日もリスク回避の動きが継続しやすい。そのため、ドル/円の上値の重い展開が続きそうである。
本日の注目点は10日SMAを維持出来るのか、それとも下抜けしてしまうのかにある。10日SMAを下抜けると、5日SMAが下向きになり10日SMAとデッドクロスする可能性が高まる。高値圏で推移していることから、上値が重くなると利益確定売りも入りやすい。
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