★6月4日以降の東京金60分足では、米FOMC終了後に騰勢が強まり雲の上限を上抜けする展開となった。ただ、引けにかけては利食い売りも入り、上値の重い展開なっている。120時間SMA(赤線)や240時間SMA(茶線)を上抜けしたことで、一転サポートラインとして意識される。また、夜間取引の終了間際に雲のネジレがあることから、トレンドの反転や加速など相場の節目になりやすい。
NY金先物市場は1714.10-1749.40ドルのレンジ相場となった。米連邦公開市場委員会(FOMC)結果公表を前に神経質な動きになった。NY午前までは欧州株やNYダウの下落を嫌気し堅調に推移していた。しかし、ナスダック総合が10000台を維持しながら史上最高値を更新したことや、NYダウも下げ幅を縮小したことで、金先物価格は急速に上げ幅を消して反落して引けた。もっとも引け後の時間外取引では、FOMCで2022年までゼロ金利を維持する方針を示したことで、底堅い展開となった。
価格帯別出来高では、出来高の多い価格帯を一気に上抜けしたことで、上値も重石も軽くなっている。ただ、上下に振れる相場展開となっていることから、上値が重くなると利益確定売りも出やすい。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラン近辺でもみ合う展開が続いていたが、上向きとなり上昇基調となってきた。ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)でも、%DとSlow%Dがかい離幅を広げて両線とも上向きを維持していることから、上向きバイアスが強いことを示している。
東京金の日足では、5日SMAの5,956円、10日SMAの5,972円、25日SMAの5,964円をわずかに上抜けしてきた。そのため、明確に上抜けできるのか、それとも上ヒゲを残して再び下押しするのかが注目される。NY金先物は、ゼロ金利政策が2022年まで維持する方針が示され、長期金利が低下したほかドルが低下したことで、買い戻しの展開となっている。ただ、為替市場ではじわりと円高・ドル安が進行しており、東京金の重石となりやすい。
本日の注目点は、明確にレジスタンスを上抜け出来るかにある。ただ、106円台に円高が進んでいることから、東京金の上値も重くなりやすい。
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