★4月26日以降の東京金60分足では、24時間SMA(緑線)がサポートとなりじり高が継続し、雲の下限や72時間SMA(青線)を上抜けした。しかし、雲の上限がレジストして意識され上値の重い展開となっている。週明けは雲の上限や90時間SMA(紫線)を上抜け出来るかが注目される。
米国による対中追加関税の引き上げを受け、リスク回避の金買いが1290.3ドルまで先行した。ただ、『米国と中国は北京で通商協議を継続することで合意』との報道が伝わり、終盤は買いの勢いが緩んだ。米商品先物取引委員会(CFTC)が10日発表した7日時点の投機筋による金先物の買越幅は2週続けて増加した。買越幅は前週比9192枚多い7万5411枚となった。
価格帯別出来高では、押し目買いに支えられ出来高が多い価格帯を上抜けした。上値では、出来高の多い価格帯となっていることから、買い方からの『やれやれ売り』が重石となりやすい。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインを上抜けしてきたことで、12EMAと26EMAがGCしてきていることを示している。ただ、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、買われ過ぎ過熱感が出てきていることから、上値が重くなる可能性がある。
東京金の日足では、5日SMAの4,538円がレジスタントとなり上値を抑えている。週明けに5日SMAを上抜け出来るかが注目点となる。また、10日SMAが4,557円に位置しており、やはりレジスタンスとして意識される。5日SMAと10日SMAの両線が下向きとなっていることから、下押しの勢いは継続している。NY金は米中通商協議が今後も継続することになり、米国株高・米長期金利上昇が週明けも継続するようなら、上値の重い展開となりやすい。為替市場では、米中貿易摩擦激化が一旦緩和されたことで、米国株高・米長期上昇からリスク選好の円安になりやすい。ただ、米中貿易摩擦は今後も続くことから、一方的な円安にもなりにくい。
週明けの東京金は、5日SMAや10日SMAを上抜け出来るかが焦点となる。両線とも下向きとなっていることで、再び下落基調となると260日SMAの4,494円や200日SMAの4,475円が視界に入る。
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