FITS エコノミックレポート

東京金60分足では雲の上限がレジスタンス!

 

★4月9日以降の東京金の60分足では、持ち直しの傾向はあるものの雲の上限がレジスタンスとして意識され上値の重い展開となっている。高値圏で推移していることから、上値が重くなると買い方からの利益確定売りが入りやすい。再び雲の上限を上抜け出来ると買い方の勢いが戻りやすい。心理的な節目となる6,000円も意識されている。夜間取引から雲のネジレがありトレンドの反転や加速など相場の節目となりやすい。

 

NY金先物市場は1731.60-1759.80ドルのレンジ相場となった。為替相場でドルが対ユーロなどで上昇し、ドルの代替資産とされる金は売りが優勢となった。昨日まで約7年半ぶりの高値をつけたこともあり、利益確定の売りが強まった。米長期金利の低下や株安は特に意識されなかった。

 

価格帯別出来高では、出来高の多い価格帯近辺でもみ合っており、利益確定売りを吸収する動きとなっている。そのため、売り一巡するまでは上値が重い。押し目買いが継続するかが相場の焦点となる。

 

MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインの下方でシグナルを上抜けしてきたことから戻り基調となっているが、ゼロラインがレジスタンスになることもあるので注意。ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、%DがSlow%Dを上抜け両線とも上向きとなっていることから、戻り基調が継続している。

 

東京金の日足では、5日SMAの5,903円がサポートとなり陽線引けとなったことで、上昇基調は継続している。10日SMAも上向きとなり上昇基調となっていることから、短期的には上値追いの展開となっている。心理的な節目となる6,000円を目前にして利益確定売りに上値が重くなっている。NY金も利益確定売りに押される展開となり大幅反落となったが、心理的節目となる1,700ドルを下回ることなく下値固めの動きが続いている。為替市場では、リスク回避の円買いがジワリと強まっており、東京金の上値を抑える展開となっている。

本日の注目点は、心理的な節目となる6,000円を付けるのか、それとも利益確定売りに押され5日SMAを下抜けるのかが注視される。金買い材料が多いことから、売り一巡後は買われやすい。

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