FITS エコノミックレポート

東京金60分足では雲の上限がレジスタンスとして意識!

 

★2月5日以降の東京金の60分足では、雲の上限がレジスタンスとして意識され上値の重い展開となっている。昨日窓を開けて下落したものの、その後は戻り基調となったが、窓埋めまで1円足りず窓埋めに至っていない。先々雲の厚みが薄くなる、夜間取引では雲のネジレがある。そのため、トレンドの反転や加速など相場の節目になりやすい。

 

NY金先物市場は1564.40-1573.60ドルのレンジ相場となった。新型肺炎による経済への影響が懸念され、買いが優勢となるも、新型肺炎の感染拡大ペースが鈍化するとの思惑で、値幅は限られた。また、米国株高となったことも意識され上げ渋った。

 

価格帯別出来高では、出来高の多い価格帯付近に位置していることから、売買が交錯しやすい。売り方と買い方の損益分岐点近辺に位置していることから、次の材料待ちの様相となっている。

 

MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインを上抜け出来るかが注目される。ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、買われ過ぎ域から%DがSlow%Dを下抜け両線とも下向きとなっていることから、下押しバイアスが強いことを示している。そのため、MACDのゼロラインがレジスタンスとなり下押しする可能性がある。

 

東京金の日足では、5日SMAの5,525円や10日SMAの5,515円がサポートラインとして意識され両線の上方に位置していることで短期的には上昇基調は継続している。NY金はリスク選好による米国高・長期金利上昇の中で、底堅い展開が続いている。為替市場では、110円台まで円安基調となっている。しかし、1月17日高値110.29円が上値目処として意識されていることで、上値追いの動きにはなっていない。

 

本日の注目点は、リスク選好の動きになりやすく金買いになり難いことから、5日SMAと10日SMAを維持出来るかにある。

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