★10月24日以降の東京金60分足では、雲の上限がサポートとなっているものの、雲の上限が低下傾向になっていることでじり安の動きとなっている。ただ、24時間SMA(緑線)が上向きとなっていることで、サポートラインになるかが注目される。本日の夜間取引に雲のネジレがあり、反転や加速など相場の節目となりやすいので注意が必要となる。
NY金先物市場は1496.00-1516.70ドルのレンジ相場となった。米ブルームバーグは31日、匿名筋の情報として中国がトランプ米大統領と長期的で包括的な通商合意を結べるか疑問視していると報じた。そのため、米中通商協議への先行き不透明感を背景に、米国株安・債券高(金利は低下)が進むなど、投資家のリスク志向が後退し、逃避資産の金が買われた。
価格帯別出来高では、出来高の多い価格帯の中を戻り基調となっていることから、一旦上値が重くなると買い方からの手仕舞い売りが入りやすい。もみ合い相場が長くなっていることから、5,200円台での建て玉が増えている。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインの上方でMACDがシグナルとデッドクロス寸前まで接近していることや、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、%DがSlow%Dを下抜けして両線とも下向きとなっていることから、短期的には下落基調が継続している。
東京金の日足では、5日SMAの5,222円を上抜けしており、短期的な上昇基調は継続している。5,200円台を中心にもみ合い相場が続いており、上下どちらかに放れると大きな動きとなりやすい。NY金先物市場は、心理的な節目となる1,500ドルを回復している。昨日の欧州市場から米中通商協議の先行き不透明感が強まり、リスク回避の動きから底堅い展開となっている。一方、リスク回避の円買いが進んでおり、昨日109円台まで進んだ円安も米国市場で108.00円を挟んだ円高進行となっている。そのため、東京金の上値を抑える展開となっている。
本日の注目点は5日SMAを維持して、リスク回避のなかで再び上値トライとなるかである。
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